般若湯とは仏教用語で「酒」の意味。作中のキャラクターは「酒」「水」でくくれるものが多い。これは意識してそうなった。例えば「肴呑舟」。「肴」は酒の肴、「呑」は酒を呑むこと。明鏡止水の「水」の一字、河流の「河」も水関係。「溺れる者は藁をも掴む」というのは水関係。灯籠は川に流す風習があるから水関係。策溺も「溺」は水難。「エビス」も「麒麟」も麦酒。つまり酒関係。
なぜ、「酒」と「水」にこだわったのか。深い意味はない。というか、意味は全然ない。細かいことは水に流してください。
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